2009年05月07日

ホウレン草の土作りと生育の注意点

ホウレン草は、冷涼な気候を好み、低温には比較的強いものの、耐暑性は低く、20℃以上になると生育が悪くなります。
夏に栽培するには不向きです。


土壌への適応性は広いことから、家庭菜園で作りやすいといえるかもしれません。
品種は、「新日本(しんにほん)」「豊葉(ほうよう)」などが代表的です。


【ホウレン草畑の準備と施肥】


★土作り
火山灰土のような土から粘土質の土までよく育ち、土を選びません。
水分についても、さほどこだわりはないようです。


ただし、酸性土壌は不向きなため、石灰によって中和してから栽培する必要があります。
雑草のスギナが多く発生している畑は、酸性度が高いということです。


その場合は、標準量の2~3倍の石灰を与えるようにします。
早めに畑全体に石灰をばらまいて中和をし、深さ20センチメートルくらいに耕しておきます。


*石灰の量・・・苦土石灰あるいは消石灰で1平方メートルあたり100g程度。


★追肥
間引き後に、畝の間に化成肥料をばらまき、くわで軽く土と混ぜ合わせます。
また、強い雨に見舞われたりすると、雨で肥料が流出することがあります。
そのような場合は、適宜少量の追肥をし、肥料切れを防ぎます。


*秋や春の温暖なときに、べと病が発生しやすくなります。
べと病とは、葉が黄褐色の角斑がつく症状です。


風や雨のあとや肥料切れしたとき、あるいは密植で軟弱なときに被害が大きくなりますので、注意しましょう。
病気の兆候をみつけたら、早めに発病部の葉を取り除き被害の拡大を防ぎましょう。



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